滋賀県 琵琶湖一周サイクリング

二回目(2024年11月30日~12月1日)

 13年ぶりの琵琶湖一周をする。今回も石山駅まで輪行してスタート。前回は春の一人旅であったが今回は自転車仲間O氏との二人旅で、マキノのメタセコイヤの紅葉🍁が見頃の晩秋に設定。宿を早めに予約していたので直前まで天候が不安定でやきもきしていたが何とか天候が持ち直して実行に移す。しかし琵琶湖北部の雨を心配しながらのツーリングとなる。

一日目 走行距離:88Km 獲得標高:645m 平均速度:19Km/H

 予定より一つ前の電車に乗車。しかしこれが湖西線方面行きで石山駅に到着できないことが判明。慌てて山科駅で下車して普通電車に乗り換え無事、石山駅に到着。輪行を解いて9時過ぎに青空が見える石山駅南側を出発。反時計回りに走行する。湖岸沿いに南下して先ずは私の希望である「瀬田の唐橋」の袂にある「ビワイチ出発の地」のモニュメントに立ち寄る。文字通り琵琶湖一周のスタートである。

 レガッタ練習準備に追われている多くの大学生を横目に少し肌寒い南風を背に湖岸沿いの「さざなみ街道」のブルーペイントで案内された初心者ルートを快適に北上していく。途中で反対側からくる大勢のサイクリストに何回も出会う。尋ねると草津駅から琵琶湖岸への新しくできたサイクリング道のイベントらしい。皆さん向かい風の中、しんどそうである😫。我々は追い風の中、快適に走行していく😊。

 滋賀県立琵琶湖博物館に到着すると第60回記念国際錦鯉品評会が開催されているのでついでに鑑賞していく。青いプールに入れられたその丸々と太った巨大な鯉や紅白はもちろん黒色や金色の色とりどりにびっくり。しかもいろいろな海外からも出品されており錦鯉の人気に二度びっくり。ついでに遠回りではあるが博物館周りを湖岸沿いに一周して本来の一周コースに合流。

 琵琶湖大橋の袂で昼食をとった後、次の停車場は琵琶湖大橋から少し先にある「第2なぎさ公園」であり「琵琶湖サイクリストの聖地」碑と「BIWAKO」モニュメントの二つある。早速、比良山系をバックに記念撮影。これで目的の半分が終了したようなものである。

 次に立ち寄りした個所は西国33か所の一つである長命寺。うわさに聞いていたが見上げるような808段ある階段を目の前にして躊躇する。すぐ隣には車道があると聞いて行ってみるがその勾配を見て二人の意見が一致して寺の参拝は諦めることにする😫。そこからの湖岸線はアップダウンの連続であるが紅葉🍁の並木道である。しかし残念ながら時間的に日陰がほとんどで日差しの中の鮮やかさに欠ける。

 彦根城を横目に見て更に先を進めるが途中、北陸街道(北国街道)が話題となり、急遽、予定していたルートから外れ、米原駅の裏手(東側)にある街道を見に行くことに決定。東海道線路の反対側に渡る道探しに苦労し、結局は米原駅の上部に架かる高架橋を登り、反対側に出ることができた。しかし事前情報が無いため、付近をうろうろするが現地人に説明を受けてようやく北陸街道にたどり着き、国道8号線から分岐した南側から再び8号線に合流する所まで走ってみる。街道の雰囲気は辛うじて残っている程度である。その途中のは「かめや旅館」前に無粋に太い鉄パイプでガードされた追分を発見。右は中山道、はん八、さめかゐ、左は北陸道、なかはま、きのもと とを刻まれている。二人してこの発見に喜ぶ。ただ正確には中山道番場宿への連絡道で即、中山道ではない。

 北陸街道を走る頃から雲行きは怪しくなり、時々雨🌧がぽつりと来る。暗くなってきたので一周コースに戻らず、そのまま北進して長浜を目指す。北陸街道の道標が立っている前の黒壁スクウェアで買い物をして帰る途中に立派な山門を見かけたので立ち寄る。「長浜別院大通寺」に通ずる石畳が美しく敷かれた参道で中に入ると大きな境内である。閉館時間ということもあり、ちょっと覗いただけだが貴重な文化財が多数あるということなので今度訪れる機会があれば内部も見学したいと思う。

 「ビジネスホテルいずみ」にチェックインの後、一風呂浴びて🛀 汗を流して夕食を兼ねて直ぐ近くの居酒屋に向かう。店名通り家族的な雰囲気の店で、O氏は地酒🍶、私はビール🍻中心で無事到着を祝う。

 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」、「HYBRID」などに変えるとより分かり易い表示になります。

瀬戸の唐橋から琵琶湖の北側を見る→ ビワイチ出発の地→
ステンレス製のモニュメント@出発の地→ レガッタ準備中の大学生達→
団体グループと遭遇@宗教施設→ 新規にできている奇麗なサイクリング道→
草津駅からの新規のサイクリグ道→ 途中のセコイア?の並木道→
国際錦鯉品評会に出展されている立派な錦鯉→ 沿道沿いの紅葉→
琵琶湖サイクリストの聖地碑@第2なぎさ公園→ 琵琶湖サイクリストの聖地碑@第2なぎさ公園→
BIWAKOモニュメント@第2なぎさ公園→ ベランダから見る比良山系@大型モール→
正面に長命寺がある長命寺山(標高333m)→ 長命寺への808段の階段→
@369Terrace Café 近江八幡→ 珍しい水車のシンボルがある水車橋→
北陸街道追分 右 中山道へ 左 北陸街道→ 北陸街道追分の拡大@米原宿→
北陸街道での道標  右 たにくみ道
右 北国みち 左 京いせ道@黒壁スクウェア→
32年かけて建立された長浜別院大通寺の山門→
大通寺側から見た門前町通り→ 夜のイチョウ並木@宿の近所→

二日目 走行距離:85.4Km 獲得標高:590m 平均速度:18.6Km/H

 朝の6時に起床して宿の道路反対側にある「なか卯」で朝食を取る。夜半に降っていた雨🌨は上がっているものの路面はかなり濡れている。薄曇りの中、7時前に宿を出発。泥はねを考慮してゆっくりスタートする。

 サイクリング道に入るまでに長浜城内の奇麗な紅葉が目につき、早速、立ち寄ることに。併設された桜で有名な「豊公園」の紅葉は見頃である。すぐ裏?は湖岸となっており、雰囲気のある景観となっている。

 希望していた「奥の洲」を発見。渇水期には小豆島のエンジェルロードのように島に歩いて渡れるようになる場所である。今回はその雰囲気は見られるものの島には渡れる状態ではない。ここにはシベリアから飛来したコハクチョウ🦢が多く集まっていて巨大な望遠レンズを持った写真愛好家達が撮影している。しかし横にいた撮影者が言うには島に渡ることは禁止されていると言う。まあ気になっていた「奥の洲」を見られたことで良しとしよう。

 更に北上するとサイクリング道にまたしても多くの写真撮影者が屯している。理由を聞くとやはりシベリアからの来客である大鷲🦅を撮っているとのこと。この大鷲は「山本山のおばあちゃん」として人気を集めてメディアでも報道されている。正面の山本山の中に留まっていて飛び立つのを待ち構えている。教えてもらった居場所を見てみるが残念ながら肉眼では白い点としか見えない。

 雨がポツリポツリ🌧の中、国道303号線にぶつかり左に折れ、余呉川を渡る。ここで「さざまみ街道」は終わりである。木之本のサラダパンでお馴染みのつるやは右に折れてなければならないし小雨もあり立ち寄ることは諦める。旧道の県道514号線に入り、賤ヶ岳トンネル手前では激坂をクリアして下って行くと琵琶湖の最北端に達する。

 紅葉🍁が奇麗な「塩津神社」に立ち寄ると0氏の前輪がパンクしているのが判明。修理後、田園地帯を走って県道303号線に合流してきつい急坂を登りきり、サイクリストにやさしい幅広い歩道がある岩熊第2トンネルを抜けると桜並木で有名な梅津大崎に入る。

 知内川に出会い、その両岸にある川沿いのサイクリングロードを遡って行く。ここの路面状況はもう一つであるが人通りに無い静かな道であり、その先には隠れた穴場のメタセコイア並木があるので立ち寄る。その後、目的の一つである本来のメタセコイア並木に北端から進入して行く。紅葉真っただ中であるが多くの観光客で一杯である。何度か訪れているがこんなに混雑しているのを見るのは初めてである。何百メーターも渋滞している車の横をすり抜けて早々に退散する。

 今津港に立ち寄り琵琶湖周航の歌詞を読み、予定していた「針江 生水の郷(はりえのしょうず)」に立ち寄る。この辺りは比良山系に降った雪、雨が伏流水となり湧き出す水を各家庭で利用していたとのこと。奇麗な湧水が川となり緑の水草が流れている。

 風車村を過ぎ、長く続く桜木の風車街道を南下して近江高島駅で琵琶湖一周旅を終了する。理由としてここから南進は快適なサイクリング道ではなかったと記憶しているのと、やはり体力的に寄る年波に勝てないということを言い訳😂にして3時過ぎの電車に乗り、夕闇の中、ライトを点灯して家まで自走して帰る。

 今回のライドは米原付近までは天気は良かったがそれより北ではあまり天気に恵まれなかった。しかし13年前は向かい風に苦労😫したが今回は両日ともに風は弱く悩まされることはなかったので良しとしよう。琵琶湖一周は13年前はGPSログも使わずに地図片手に手探りで走っていたが現在はコース案内がしっかりしている上、GPSログも使う時代となりほとんど迷うこと無くなり楽な時代になったものだ。コース上で大きな坂は賤ヶ岳トンネルと岩熊第2トンネル付近位。琵琶湖周りの山は広葉樹が多く、紅葉はあちこちで最盛期で目を楽しませてくれた。

長浜城内の紅葉→ 長浜城の湖岸側→
僅かに見える奥の洲→ 大鷲の 山本山のおばあちゃん→
賤ヶ岳トンネル→ ツーショット@賤ヶ岳トンネル→
湖北の山辺の紅葉→ 塩津神社→
急登を登り切って岩熊第2トンネル手前→ ドウダンツツジ@梅津大崎→
知内川沿いにあるメタセコイア並木→ 本来のメタセコイア並木→
琵琶湖周航の歌詞がある今津港→ 針江 生水の郷→
終わり
奇麗な流れの中の水草@針江

一回目(2011年5月8日~9日)

一日目
2011年5月8日(日)
 JR石山駅まで輪行。駅の南側に下り、自転車を組み立て、東方向に進むと瀬田唐橋に到着。8:40に出発。休日とあってサイクリストに多数出会う。途中、水生植物公園、彦根城、長浜の黒壁をのんびりと観光。彦根から風が出てきて、長浜からは強い向かい風となり疲労困憊。やっとの思いで18:25に余呉湖国民宿舎に到着(宿泊地の選択ミスでコースから9Kmと離れている)。疲れで、風呂もそこそこに21:30には就寝。

 8:40石山駅出発→9:35びわこ博物館→11:40長命寺分岐→13:40彦根城→14:35長浜ドーム→15:15黒壁スクエア→17:45余呉湖荘国民宿舎(泊)
本日の走行距離114Km、平均時速17.9Km/H

二日目
2011年5月9日(月)
 余呉湖国民宿舎を8:00に出発。本日は快晴で風も無く、順調に走行。しかし湖東に比べて湖西は道が不明瞭で色んな箇所で道に迷うことが多かった(海津大崎コースを見失って走行できなかったのが心残り)。一般道を走るコースも多く走りにくい。湖西はほとんど観光せず。途中、数箇所で休息をとりながらで石山駅に15:25に到着。通勤時間帯を避けて電車に乗って帰宅。

 8:00出発→9:25賤ヶ岳トンネル→10:10知内浜キャンプ場→10:40竹生島乗り場→11:15風車村→12:05白鬚神社→13:10八所神社→13:55浮島→14:40花噴水→15:25石山駅
本日の走行距離108Km。平均時速20.3Km/H

 今回は4月末に買った新車のクロスバイクで走行。