走行距離は約50Km 獲得標高760m 約6:30分(観光を含めて) 2022年5月8日走行
琵琶湖の湖水を西隣の京都市へ流すため、明治時代に作られた第一水路(疏水)を京都市蹴上のインクラインから琵琶湖の大津取水口までをポタリング。
JR京都駅まで輪行して高瀬川、先斗町を通過して三条大橋から蹴上にあるインクラインで琵琶湖第一疏水に入る。第3、第2、諸羽、第1トンネルがあるためその度に住宅街に迂回する必要があるが基本、沿道を走行できる。しかし散歩などの歩行者がいるためスピード出しは厳禁。しかし木立の中の気持ちの良いコースである。
第1トンネルの西口からは厳しい登りの「小関越え」があり、「三井寺」付近に出ると後は琵琶湖に向かって東進、「第一疏水揚水機場」がある琵琶湖側の取水口に到着。
その後、「瀬田の唐橋」まで湖岸沿いに走行して瀬田川右岸に入り、「瀬田川ぐるりさんぽ道」で河川敷を走行。途中で「石山寺」に立ち寄り、明治に作られた南郷洗堰まで行く。堰の開閉は複数の橋脚に角材を横に人力ではめる方法でその再現角材が置いてある。その下流側にあるコンクリート製の瀬田川可動洗堰で左岸に渡る。そのまま瀬田川、琵琶湖東岸を走行して近江大橋を渡り、JR大津駅で終了。この瀬田川コースは「瀬田川ぐるりさんぽ道」と名付けられ道は広くは無いが水面に近い河川敷を走ることができる。大学のカヌーの練習場にもなっている
京都より琵琶湖の方が標高が高いなんて思ってもしなかった。1890年(明治23年)に琵琶湖と京都との標高差をどのようにして確認したのだろうか。また山科駅は疏水より下方にあるためかなり標高は低いのだろう。
地図の右上で「RWGPS」を「MAP」、「HYBRID」などに変えるとより分かり易い表示になります。
疏水沿いに京都から琵琶湖までへ
先斗町→ | 三条大橋→ |
インクライン@蹴上→ | 第3トンネル東口→ |
第2トンネル西口→ | 第2トンネル東口→ |
木漏れ日の中の疏水沿い→ | 諸羽トンネル西口から出てくる遊覧船→ |
右奥に山科駅→ | 諸羽トンネル東口にある山科乗船場→ |
急坂の小関越えの道→ | 第1トンネル東口→ |
琵琶湖に向かって疏水沿い→ | 大津閘門→ |
第一疏水揚水機場→ | 県道558号線の先に琵琶湖 |
瀬田川洗堰まで往復
琵琶湖湖岸を瀬田川へ→ | 琵琶湖一周指示 |
瀬田の唐橋→ | 瀬田川ぐるりさんぽ道の右岸→ |
石山寺→ | 瀬田川洗堰→ |
瀬田川ぐるりさんぽ道の左岸→ | 下流側から見た瀬田の唐橋→ |
近江大橋からの展望 |
参考
各トンネルの洞門には明治時代の著名人の揮毫された扁額が掲げられている。
第3トンネル東口には過雨看松色(かうしょうしょくをみる) 揮毫者:松方正義
第2トンネル西口には美哉山河(うるわしきかなさんが) 揮毫者:三条実美
第2トンネル東口には仁以山悦智為水歓(じんはやまをもってよろこびちはみずのためによろこぶ) 揮毫者:井上馨
第1トンネル西口には廓其有容(かくとしてそれいるることあり) 揮毫者:山縣有朋
第1トンネル東口には氣象萬千(きしょうばんせん) 揮毫者:伊藤博文
南禅寺にある琵琶湖疏水の水路橋