鞍居湖と金出地ダム、本宮湖と安室ダム サイクリング

 今回はO氏のリクエストで上郡町にある2つのダムを訪れるサイクリング。もともと、ダム湖巡りも自転車テーマに入っているので喜んで行くことに。ただ、ダム湖巡りは登り坂が苦手の私にとって多少の不安があるが快晴の中、いざ出発。赤穂市の坂越(さこし)に車を止めさせてもらい、ここから千草川沿いに上郡(かみごおり)町まで北上して「鞍居(くらい)湖と金出地(かなじ)ダム」、「本宮(ほんぐう)湖と安室(やすむろ)ダム」を訪れる。

 坂越の広い駐車場は土、日、祭日しか開放していないらしくてその横の少し小さな駐車場に車を止めてから坂越大道で街並みを通り抜けて千草川土手に出る。そのまま左岸を遡上していく。その後、何度か訪問の赤穂鉄道廃線跡を通過してから有年(うね)で国道2号線を横切り、更に左岸を北上、国道373号線の裏道などを利用しながら上郡(かみごおり)に到着。

 上郡からはまず、東方面の「鞍居湖」がある「金出地ダム」を目指して「鞍居川」の右岸に沿っている県道28号線沿いの裏道などを走って徐々に高度を上げていく。鞍居川途中の蛍が生息している渓流や土手沿いの満開の桜並木🌸が楽しませてくれる。また28号線に因んで鉄人28号の模型がある「ライダーハウス&ゲストハウス かなじ村」を見かける。帰路に通る「金出地ダム」の案内が現れてから坂の勾配は厳しくなってくる。県道28号線の急坂を耐えながら😫ノロノロと坂を登っていく。そのまま、先に進めば「播磨科学公園都市」への道である。

 2つ目の金出地ダム案内に従って左に折れると鞍居ダム湖への道でようやく下り坂となり、正面にダムが現れ、一息つく。ダム事務所も見えるのでダムカードを貰うべく勇んでそちらに向かう。ダムの堰堤を渡り、少し登り返すと事務所に到着。しかし事務所は無人であり、ダムカードは貰うにはダムの写真を撮って返信用封筒を投函するか観光センターに行ってくれと書かれている。もちろん観光センターに行く方を選択。

 本来はダムに入る前に右に折れないと鞍居湖の左回りの周回路に入れないのに勇んでここまで来てしまったので仕方なく右回りの周回に変更。最奥部で鉄橋を2つ渡り、多少のアップダウンを経て一周が完了。もう一度ダム堰堤を渡り、ダムの西側の道を下ってダム湖に別れを告げる。下りきった所で「金出地の水車」の案内があるので左に折れて鞍居川沿いに進んでいくとダムの下流に小屋があり、内部には動いていない2つの精米杵が見えるが川側にある直径3mほどの水車は回っている。横には枝垂れ桜が咲いている。なかなか風情がある。川中には飛び石があり、ここからはダムから放流されている様子を正面から見ることができる。付近は公園となっており、菖蒲園、トイレも併設されている。三叉(ミツマタ)も満開で黄色の花を咲かせている。

 復路は県道28号線をなだらかに下っていく。途中でダムカードを貰うために庁舎らしき建物があるので立ち寄るが上郡町郷土資料館であり、ここで教えてもらった上郡駅にある観光センターに立ち寄る。ダムを写した写真を見せることによりダムカードが頂けるシステムとなっている。また食事処もついでに教えてもらっていたので駅前の鮮魚店が営業している「竜中」でランチメニューの昼食とする。

 鞍居湖と金出地ダム、本宮湖と安室ダム 走行ルートを見る  地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。

 3Dでコースを見る

鞍居川の蛍生息地@小山郷→ 県道28号線沿いの鞍居川土手の桜並木→
鉄人街道@ライダーハウス かなじ村→ 県道28号線から鞍居湖の周回路を見る→
金出地ダムに到着→ 金出地ダム案内図→
最奥部の鉄橋からダムを眺める→ 金出地ダム 水辺公園からダムと水車を見る→ 
満開の三叉@金出地ダム 水辺公園→ 鞍居川土手の桜並木→
モロヘイヤうどんと刺身のランチ→ 鮮魚店の売り場→
金出地ダムカードの表→ 金出地ダムカードの裏→

 昼食後は次の目的地の「本宮湖」がある「安室ダム」を目指す。今度は安室川に沿って西進することになる。

 しばらくは県道365号線の沿道にはモクレンに似た花が続いている。「金出地ダム」と同様、「安室ダム」近くまでは緩やかな登りであるので坂をあまり意識することは無い😊。急坂になると道はUターンを繰り返し高度を上げていく。車の通行もほとんど無いので喘ぎながら😫🤣蛇行を繰り返して登っていく。

 本宮湖周回路横には親水護岸、キャンプ場、トイレがあるので平日ではあるがテントを張っているのを見かける。周りには小葉の三葉躑躅(ツツジ)がピンクの花を咲かせている。

 本来は周回せず、本宮湖の横を通り過ぎ、県道90号線に抜ける予定であったが私の要望でほぼ水平道のダム湖を一周することに。これで新たにダム湖巡りの記録が追加ができる。本宮湖奥からは再び急坂となり県道90号線に合流して集落を抜けると峠となる。後は「新垣知川」、安室川に沿って裏道を通り、上郡までドンドン下っていくだけである。

 復路からは曇り空に変わり、有年(うね)辺りまでは雨がポツリとした時もあったがその後、天気は持ち直し、西国街道にある有年宿本陣跡、有年宿番所跡に立ち寄ってから千草川の右岸を県道90号線を避けて裏道で坂越まで快調に飛ばして帰る。

総括
 いずれのダムでもダム近辺までは川沿いにだらだら登っていくので心配していた程でもなく、足付きもせずに何とか走破することができた。あちこちで桜や木蓮が満開の上、沿線の山々は山桜や躑躅でピンク色🌸に染まって、春爛漫の中の快適なサイクリングを楽しむことができた😊。

 走行距離は約88Km 2025年4月8日走行 往復約7時間30分の自転車旅であった。

安室川と並走する智頭急行→ 安室ダム→
本宮湖でやまびこスポット→ 小葉の三葉躑躅(ツツジ)も満開@周回路→
安室ダムと本宮湖→ 西国街道沿いある有年宿本陣跡→
安室ダムカードの表→ 安室ダムカードの裏

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