たつの市の栗栖川(くりすがわ)沿いに因幡街道を佐用町まで北上して三日月藩 乃井野陣屋表門、乃井野中之町武家屋敷群、乃井野陣屋館などを観光。
復りは志文川堤防桜並木を眺めながら千種川に抜けて南下して県道5号線で東進して帰る。この日は曇り空の上、中国からの黄砂が多量に漂っているのでかなり視界は遮られている。
まずは龍野城下町を通り抜けて栗栖川の左岸(東側)土手を北上していく。車の通行もほとんど無く、快適々。この時期は桜は終わっているが周りの山々麓の芽吹きの新緑が目を楽しませてくれる。播磨新宮付近で進行方向を西に転換。更に栗栖川沿いに遡って姫新線が走る田園地帯を抜けていくと初めての踏切となりその先に因幡/出雲街道の宿場「千本本陣」がある。今はレストランとなっており見学は禁止となっているので外部から雰囲気を伺い知るだけである。
少し国道179号線を走ってから「栗町公園」で休息。そのすぐ先を左折すると以前に行ったことのある「播磨科学公園」への県道44号線である。ここからは再び裏道に入り、踏切を渡り、「相坂荒神宮」で国道179号線に合流し、最大勾配12%の厳しい坂を登っていくが足は悲鳴を上げている😣。姫路鳥取線 播磨道の高速道が見えるとようやく「相坂(あいさか)峠」である。古来、因幡街道の難関場所であり、揖保郡新宮町から佐用郡三日月町(現在は佐用町)に地名が変わる。ここにあった供養の「お薬師さん」は先ほどの「相坂荒神宮」に移設されている。
峠を越え、どんどん下って「JR三日月駅」に到着。駅舎の上には三日月マークが設置されており、目を正面に向けると「三方里山(さんぼりさん)」麓に三日月小学校とその裏山に木々が伐採されて三日月のランドマークが設置されている。神戸市の市章と同じのようで夜には点灯されるようである。この辺りにはあちこちに三日月マークを見ることができる。
「志文川」を渡り、予定していた三日月藩の乃井野陣屋表門、乃井野中之町武家屋敷群、乃井野陣屋館などを見に行く。武家屋敷群はかつての面影は残しているもののかなり老朽化している。乃井野陣屋表門、乃井野陣屋館は映画村のようで表造りだけである。近くにある「旧藩校廣業館」は江戸時代の藩校の名前だが造りは明治時代の風であり広業小学校の建物をその後に増改築して移築したものだそう。その横には寂れた「列祖(れっそ)神社」がある。いずれにしてもここにはもう来ることはなかろう。近くには「味わいの里三日月」の食べ物屋がある。
国道に戻ってから中華飯店で昼食をとり、本来は佐用まで足を延ばすつもりであったが、途中には嫌いな峠(佐用坂)があり、目的としていたホルモン焼きうどん屋は定休日であったりして軟弱者としては下り一辺倒の「志文川」に沿って帰ることにする。しばらくは姫新線横の1Km程の直進道路を走行、その後、志文川の左岸に渡ると花🌸が終わった桜並木堤防を通り抜けてからまた右岸に移動して千種川に出る。
後は千種川沿いに智頭急行の高架を右に眺めながら下っていく。白旗山が見えると千種川の右岸にわたり、JR山陽線を渡ると県道5号線に入る。椿峠、二木峠(ふたぎとうげ)と2つの峠を越えてから混雑する5号線から龍野城下町に入り、車が待っているたつの市に無事到着。
走行距離は約72Km 2024年4月18日走行
参考
地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。
今回のコース
自転車準備→ | 龍野城下町→ |
粋な場所にある たつの市消防分団→ | 栗栖川右岸 → |
栗町公園で休息 播磨科学公園分岐を左に見て直進→ | 国道179号線の相坂峠 → |
姫新線 JR三日月駅→ | 三日月小学校の上に三日月マーク→ |
三日月藩 乃井野陣屋表門→ | 三日月藩 武家屋敷群 → |
三日月 藩乃井野陣屋館→ | 三日月藩 乃井野陣屋館 裏側→ |
旧藩校廣業館館→ | 日岡八幡神社 鳥居の先に随身門→ |
日岡八幡神社本殿→ | 中華飯店 春で昼食→ |
食事後
国道178号線と県道28号線交差点の三日月モニュメント→ | 志文川堤防桜並木→ |
千種川右岸→ | 千種川右岸→ |
千種川左岸土手を走行し赤松橋へ→ | 千種川を左に見ながら智頭急行ガード下を潜る→ |
智頭急行の高架と石積み→ | 椿峠 赤穂郡上郡町から相生市へ |
各川沿いのコースは全般にわたって交通量も少なく快適な走行ができた。しかし復りの県道5号線は交通量も結構多く、坂も多いので体力と共に気を遣う。
桜時分に志文川堤防桜並木は是非訪問したい。