沖縄県 宮古島5島を巡る サイクリング

 今回初めて飛行機✈を利用しての輪行旅である。空輸の経験が無いので色々悩む。まずは横型、縦型どちらの輪行袋にしようか迷ったがいつもは横型輪行袋使用しているので貨物室に乗せる時にハンドルをそのままにして自立できる横型にすることに決定。そのためにはハンドルが回転するのを避けるために養生テープで固定する。次にリアディレイラーのエンド金具の破損を避けるためにフレームからエンド金具ごとに外すことにする。また電車輪行時には普段、取り付けないスペーサーパイプでフォークとチェーンステーを固定する。タイヤの空気圧もを0.1気圧程度下げておく。工具は自転車の中、充電式ライトは手荷物の中に。これで大丈夫かな。
 今週の日本列島には強烈な寒気団がやってきてかなり寒くなり、風も強いとの予報であるが南国でのサイクリング🚲が楽しみである。一緒に旅してくれるO氏は2回目の宮古島なので案内してもらうことに。

1日目 2025年2月17日

 3Dでコースを見る

 走行ルートを見る 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。 

 神戸空港で手荷物カウンターの受付嬢から積み込みの扱いを丁寧に説明してもらい、注意事項を書いたシールを輪行袋に張ってもらい受付終了。3階にあるうどん屋で早めの昼食を済ませ、10:40発のスカイマークエアラインズで宮古島市の下地島空港(13:15着)に向かう。
 搭乗する飛行機✈は運が良くて特別塗装された2機のうちの一つ「ピカチュウジェット BC2」(海をイメージした機体の上に、ほぼ実際の大きさで描かれたホエルオーと、そらとぶピカチュウだけでなく、シェイミ、コイキング達 ボーイング737-800型機)に搭乗することができた。子供だったらさぞ喜ぶだろうが我々の年でも少しウキウキする。機内の各シートにもピカチュウワッペンが取り付けられている。これも日頃の行いが良いせいからか🤩。機内はほぼ満席。

 宮古島までのフライトは2時間足らずで少し遅れて到着。青空の元、下地島空港に到着。この地ではタラップで降機して平屋建ての空港施設まで歩いていく。ボーディングブリッジ利用よりは旅の感じがして良。自転車はバゲッジクレームのコンベアで運ばれてくるのではなく、手渡しでの受取りである。この手配も親切である。どちらの空港でも対応は丁寧で、これからは飛行機での移動でも抵抗感は無くなる。
 早速、空港施設内にある組立場で輪行を解く。しかし袋を開けるとハンドル固定用のマスキングテープは千切れてしまっているが車体には問題なさそうである。空港のインフォメーションカウンターで整備に必要な工具や空気入れの貸出があり、借りた空気入れでタイヤに空気を充てんして、14時20分に、いざ出発。

 本日は下地島を反時計回りにほぼ一周してから伊良部大橋で伊良部島に渡った後、時計回りにやはりほぼ一周して宿までの40Km程度なのでゆっくりと観光しながらのサイクリングである。風は強そうだが晴天🌞である。

 まずは亜熱帯樹林の中の道を抜けて島の大部分を占める下地島空港滑走路の東側に沿って走り、滑走路北端から海へと伸びる「17エンド」に向かう。ここは絶景のフォトスポットである。宮古ブルー(タコイズブルー)の海が広がっており、横にある入り江には大きな岩が海の中に乱立している。その彼方にはリーフがあるので白波が立っている。素晴らしい眺めである。しかし遮るものが無いので北東からの風はもろに強い。そのまま滑走路の西側に回り込むと多くの観光客が屯している。皆さん17エンドまで長い距離を歩かないといけないが我々は自転車で、楽ちんである。

 滑走路から外れて大きな葉っぱのクワズイモなどの樹林帯の中に入って行くと風はあまり感じられない。しばらく走行していくと「通り池(とおりいけ)」の案内がある。道から折れてアダン群生帯を抜け、視界が広がると東屋があり、その目の前にぽっかりと2つの大きな穴(一の池と二の池)が開いており、水を湛えている。先の木製遊歩道を歩いていくが途切れてその先は海までゴツゴツとした岩場となっている。「池」という名称であるが、実際は海水で大昔に地下にできた鍾乳洞が陥没、風化して、そこに海水が流入することにより現在の姿になったとされている。

 島ならではの風景の中、真っ直ぐな道を走って行くと次に「帯岩(おぴいわ)」の案内があるのでここにも立ち寄る。鳥居の後ろに巨岩(高さ約12.5m、周囲約60m)があり、説明板には1771(明和8)年の大津波の時に打ち上げられたと書かれている。そうとすれば改めて自然の凄さに驚かされる。「35ENDビーチ」、緩やかな弓状の砂浜「渡口の浜(とぐちのはま)」にも寄って、伊良部島と下地島の間に存在する「入江水道」に沿ってサトウキビ畑が広がる景色を見ながら北上。

 「佐和田(わさだ)の浜展望台」で岩が点在している海を眺めてから橋を認識せずに「入り江水道」を渡り、伊良部島に入る。ここからは伊良部島を時計回りに海岸沿いの道を回ることにする。日本の渚百選に選定されている「佐和田の浜(さわだのはま)」、伊良部島北端にある浜からリーフまでがとても近く、リーフに立つ白波が、白鳥の翼を広げている姿に見える「白鳥岬公園(しらとりみさき)」を見物して今日初めての急坂となり、徐々に高度を上げていく。一旦下って、カツオ漁の拠点である「佐良浜港(さらはまこう)」の歴史のある漁師町の中を抜けて登り返すと道路(県道204号線)沿いの両側にずーっと特徴ある大きなお墓が続いている。今まで及び今後も見かけたがここが一番数が多い。

 「牧山展望台」の案内標識で牧山に登って行くが最大13%の急勾配である。登り切ると高原状となっており、紅白の電波塔が見え、貯水タンクを過ぎると駐車場が現れ、ここから小道に入って行くと展望台である。ここからは宮古ブルーに浮かぶ伊良部大橋が望めるが少し距離は離れている。風が猛烈に吹いており、カメラを構えてもふらついてしまう。

 「伊良部島橋詰」から宮古ブルーの海に立つ伊良部大橋とその先の宮古島を眺めてからいよいよ無料で利用できる日本一長い、全長3540mの伊良部大橋を渡る。向かい風が強く、自転車がふらつくが奇麗な宮古ブルーの海を眼下に眺めながら歩道を走っていく。宮古島に渡った後、パイナガマビーチ、平良(ひらら)港を横を通過して最後迷いながらも本日の宿泊する「セイルイン宮古島」に18時15分に到着。自転車は部屋に持ち込み。

 汗を流してからホテルの人に教えてもらった歩いて10分程の居酒屋「海王」に突撃。サイクリング中は何も補給無しで走ってきたので地産の「オリオンビール」🍻が腹に染み渡る。できるだけ、地元の変わった名前の料理をあてに痛飲する。特に「アバサー(ハリセンボン)のから揚げ」は変わった食感でおいしかった。 夜食に宮古島でご当地の「渦巻パン」を買って帰る。美味しい。

 本日の走行距離:41Km

@神戸空港→ 機内のピカチュウ→
タラップで降機@下地島空港→ 南国らしい@下地島空港 →
干潮時の岩群@17エンド 宮古ブルー(ターコイズブルー)@17エンド
下地島空港の17エンドからの眺め
下地島空港@17エンド→ アダンが生茂る通り池への道→
通り池の一の池→  通り池の二の池→
入り江の浜に出てみる→ 帯石→
35ENDビーチ→ 橋と気付かないで入り江水道を渡る→
 佐和田の浜展望台→ 白鳥岬公園→
お墓が県道204号線沿いに続く@佐良浜港付近→ 牧山展望台→
牧山展望台から伊良部大橋を望む→ 宮古ブルーの先には宮古島→
牧山展望台からの展望→
伊良部大橋伊良部島橋詰から宮古島を望む→ 伊良部大橋最高地点から振り返る→
宮古島側から伊良部大橋を見る→ 2日間宿泊のセイルイン宮古島
居酒屋海王→ オリオンビール@海王→

2日目 2025年2月18日

 3Dでコースを見る

 走行ルートを見る 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。 

 朝食は7時からなのでその前に周辺散歩に出かけようと思ったのだが本土とは時差30分あるので朝の6時ではまだ暗いので断念。無料の朝食はメニューが豊富であるが少し二日酔いのため軽くとってからホテルを8時に出発。今日は宮古島を時計回りにほぼ一周する予定である。予定走行距離は120Kmと少し長丁場。本日の天気は終日、曇り☁☁で相変わらず北風が強そう💨。
 天気結果
  結果値

 沖縄本島や宮古では御嶽で神様を拝む御嶽(うたき)は前日にもあちこちで見かける。ホテル近くの宮古島で最も由緒がある大きなガジュマルが植生している宮古島創世神話や人蛇婚説話ゆかりの「漲水御嶽(はりみずうたき)」を訪れる。中まで入ってしまうが帰宅後、調べると御嶽はむやみに立ち入ることはできなくておまけに男子禁制で女性しか入ることはできないとのこと。罰が当たるらしい。誠に申し訳ありませんでした🙏😌。

 大浦湾近くの店裏に「MIYAKO」モニュメントを見つけ、撮影。しばらく県道83号線を走るが、途中で予定の海岸線の道に移ると車はほとんど通らず、道路を二人占めできる。すると海側に樹林の中にトンネルが見えたので立ち寄るため入って行く。細かい白砂と共にサンゴの面影のある石が転がっている。こういった所があちこちにあり、観光客がシュノーケリングをしているのだろう。宮古島の砂は年月をかけてサンゴ や 貝殻の破片 が波、風で砕けて、これが独特の白さを生み出しているのだろう。

 初めて大型機械でサトウキビを収穫しているのを見る。「宮古島海中公園」を通過して強い風でビュンビュン回って低周波の音を立てている狩俣風力発電機を右に見ながら西平安名岬を目指す。時々、雨🌨がパラついてくるがしばらくすると幸いにも止んでくれる。終始、向かい風の中、切れだった断崖の上にある道を北上して「西平安名岬(にしへんなみさき)展望台」にようやく到着。ここから曇天にもかかわらず、奇麗なターコイズブルーの海に続く池間大橋を眺める。展望台の上は更に風が吹き曝しで寒さも感じる。朝日、夕日で有名らしいが自転車では多分そんな時間には来られないだろうし、もし来れたとしても本日は終始、曇り空のため太陽は拝めないだろう。

 来た道を戻り、付け根にある雪塩の製塩工場に併設された「雪塩ミュージアム」で色々な塩を見学。対岸の半島にある宮古島と池間島とを結ぶ全長1425mの「池間(いけま)大橋」を目指す。雪塩ミュージアムを出てすぐ、道を間違え、地道を走るのもご愛敬。池間大橋は伊良部大橋と同様、中央部が高くなっている。ここもきつい向かい風の中を走行。池間大橋を渡ってから国指定史跡の先島諸島火番盛「遠見番所」池間遠見を見ようと近くまで行くがどうも自転車ではいけないようで諦める。

 池間島に入るとランニングしている人達や自転車に乗っているトライアスリートに時折、出会う。4月20日に開催される全日本トライアスロン宮古島大会のための練習のようだ。ホテルにも東京から来ていて3週間泊まり込みのトライアスリートが居た。更に池間島の北側に向かい「池間島灯台」へ。灯台なので最後は距離は短いが急坂を登らなければならない。灯台は立ち入り禁止、周りには樹木があり展望は無い。

 干拓のためにできた大きな湿地の「池間湿原」に立ち寄り、池間島の東部海岸を巡り、池間大橋で宮古島に戻る。復りは半島の東部を南下。途中で有名処の「むすばり食堂」を見かけたのでまだ昼食には早いが軽く、「宮古そば」を食するため立ち寄ることにする。しかしまだ麺類の食事は提供していないと言われ、折角なので地産名物の「タコのから揚げ」550円、「ミミガー」400円、「海ぶどう」500円を単品で戴くことにする。ミミガー(豚の耳)はコリコリ食感、海ブドウは口の中ではじける。

 ばたらず橋から「島尻のマングローブ林」(無料)をが望んでからその現地に向かう。マングローブ沿いに結構長い遊歩道が設置され、ここでは3科5種のマングローブが確認されていると説明されている。マングローブ林を後にしてしばらくすると地元の人が多く食事している「炭火麺屋 市」を見かけたので入店して昼食とする。楽しみにしていた宮古そば🍜(800円)を注文する。あっさりとした鰹出汁のスープに、ストレートの平麺で2cmはあろうかの分厚いソーキ肉は柔らかく、ほろほろと崩れる。平天のようなものも添えられていたが味はあっさり感。地元の人がかけていた唐辛子を泡盛に漬け込んだ辛味調味料「コーレーグース」を試しに途中からかけてみるが大分辛い。次回からは最初から徐々に量を加減しながらかけて味わいたいと思う。しかし町から離れた店は何処とも開店しているかどうかは入り口に近付くまで分かり辛い(笑)。

漲水御嶽→ MIYAKOモニュメント@大浦湾付近→
時々見かけるサトウキビの収穫中→ 宮古島海中公園の北側付近で通り抜けて海岸へ→
宮古島海中公園の北側付近→ 西平安名岬展望台から池間大橋を見る→
製塩所 兼 雪塩ミュージアム→ 池間大橋の袂から池間島を見る→
宮古ブルー(ターコイズブルー)と池間島@池間大橋→ 池間島灯台→
池間湿原→ むすばり食堂→
海ブドウとミミガー@むすばり食堂→ ばたらず橋からの島尻マングローブ林→
島尻のマングローブ→ 炭火麺屋 市の 宮古そば→

 昼食後は東海岸をどんどん南下していくが雨がまたパラついてくる。やがて遠くに「東平安名崎(ひがしへんなざき)灯台」が見えてくる。半島はその幅は150m程で両岸は切れだっている。O氏の指摘により道端の低木は絨毯のようで押さえるとフワフワである。県の天然記念物の天ノ梅(磯山椒)と思われる。途中の道横に大きな岩が現れ、内部をくりぬいた中に墓石がある。非恋の謂れの「マムヤの墓」である。

 「東平安名崎(ひがしへんなざき)灯台」に到着。ここの灯台は登ることができると期待していたのであるが生憎の休館中(10月~2月)であった。残念、下調べ不足😅。その先にも歩いて散策する。灯台周辺には春にはテッポウユリや県の天然記念物である天ノ梅(磯山椒)などの花が咲き誇るそうである。宮古島トライアスロンはその頃にここまで来る。遊歩道横には黄色い実をつけたアダンが続いている。

 南側の海岸線にでると七又海岸となり、右側に2019年にできた陸上自衛隊 保良(ぼら)訓練場が現れ、現在もクレーンを使って工事真っ最中のようだ。近づくなと言われる。険しい崖が続くが昔の人々が海水を汲むために設けた「潮汲場」がある。階段があり、崖を降りると海に突き出したコンクリート製のバルコニーのような構造物が現れバケツで汲み上げていた所である。雰囲気が良いのか丁度、結婚式用のプロモーション用の撮影をしていた。

 ここから内陸部に入り、「福里(ふくさと)地下ダム」を訪ねる。石灰岩でできた畑は水はけがよいので地下で水をせき止めるためのダム(止水壁)を設置しているという珍しい施設。そのまま丘の上に上がり、西進して「仲原(なかばり)鍾乳洞」に向かう。「仲原鍾乳洞」は畑の中にぽつーんとあるだけで入場口も良く分からない。粗末な(失礼)建物から入って行くようになっている。しかし入場は15時30分までだが到着は20分で間に合わず。予定したした道で帰ろうとしたが工事中でもあり、本日2回目の地道をうろうろしながら海岸沿いのメインロード(県道235号線)に戻る。

 島の南部は追い風で快適に走ることができる。海側にはリゾート施設が乱立しており、あちこちで建設ラッシュである。来間大橋で来間島(くりまじま)に渡るが、ここでも追い風で今までの各大橋を渡った時より楽に走ることができる。橋の袂から坂を登り、「竜宮城展望台」に向かう。ここからは来間大橋や対岸の宮古島が望める。展望台では相変わらず風は強い。

 宮古島に戻り、宮古の定番スポットの「与那覇前浜(よなはまえはま) 」は砂丘のように白砂が続いており、そこからは来間大橋、来間島、透明度の高い海を眺める。白砂を楽しんだ後、宮古島東急ホテル&リゾーツの敷地内にある この~木なんの木って歌いたくなるような立派な「ガジュマルの木」を訪問。電飾されているので夜は奇麗かも。国道390号線に合流して北上。県道200号線との交差点で海岸沿いの道に入って帰る予定であったが、見逃し、そのまま通勤時間帯で車の多い国道で18時に宿に到着。

 今宵も教えてもらったもう一つの店「なみ吉」へ繰り出す。ここでも変わった名前のメニューをできるだけ頼むことにするが如何せん痴呆のため名前は覚えきられない😅。私的には食べられないものは無く、おいしく頂いた。締めはとろりとした宮古牛の握りずし。今晩も夜食にご当地の「渦巻パン」を買って帰る。

本日の走行距離:114Km

東平安名崎に向かう→ 東平安名崎灯台へ続く道→
一直線に伸びる道@東平安名崎 絨毯のような天ノ梅(磯山椒)@東平安名崎→
マムヤの墓@東平安名崎→ 東平安名崎灯台→
東平安名崎の先に珊瑚礁→ 潮汲場→
潮を汲みに行くための通路@潮汲場→ 福里地下ダム→
仲原鍾乳洞入場口→ インギャーマリンガーデン→
竜宮城展望台@来間島→ 竜宮城展望台から見る来間大橋→
竜宮城展望台からの展望→
宮古島の与那覇前浜から見る来間大橋@→ 立派でカッコ良いガジュマルの木@→
島らっきょうと❓と❓@なみ吉→ ❓とアオサのから揚げ@なみ吉→
締めの宮古牛の握りずし@なみ吉→

3日目 2025年2月19日

 3Dでコースを見る

 走行ルートを見る 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。 

 朝食をとった後、昨日に続き、8時にホテルを出発。今日も曇天、気温は18℃。
 結果値

 今日は帰る日であるのであまり遠くはいけないのでまずは前日パスした「砂山ビーチ」に行ってから伊良部島に渡り、島南部を走行して下期島空港に向かう予定。途中で「ぶばかり石 (人頭税石)」に立ち寄る。高さが143cmあり、子供がこの石碑と同じ身長に達すると課税が開始されるシステムと説明されている。しかし何の変哲もない石でその辺りにある石をただ立てただけのように見える。

 「砂山ビーチ」へは白い砂丘を越えた先に広がる狭いながらも隠れ家的なビーチで、自然が作り出した岩のアーチがある。自転車ではサラサラとした感触の砂のためハンドルをとられて走行不能。ビーチへは一度砂山を登ってから向こう側へ下りなければならない。自転車を押していくも相当、足に負担がかかり疲れる。

 多くの子供たちが屯している大きな公園の「トゥリバー海浜公園」まで戻り、対面には伊良部大橋が望める「宮古サンセットビーチ」で海岸線を走行する。すぐ横には豪華そうなヒルトンホテルがある。「平良トゥリバー北防波堤灯台」までは堤防上の上を移動できる。

 伊良部島に上陸後は高台にある「いらぶ大橋 海の駅」に立ち寄って伊良部大橋を眺める。伊良部島ではDHバーを付けた走行スピードの速い自転車やランニングをしている人達を時々見かける。宮古トライアスロンが4月29日に行われるのでその練習だろう。本番のコースは我々が2日目に走行したコースとほぼ同様である。

 まだ走っていなかった今の南部の海岸道路を走っていくが左右に別荘が続いている。道幅の広い遊歩道も続いている。下地島に渡り、初日に訪れた「「17エンド」へ再び立ち寄る。搭乗前に食事と思い、食事処に寄るが開店前でありつけなかったので空港で食事しようと向かう。空港で自転車を輪行詰めしているうちに5人グループが同じく自転車の詰込みを準備している。宮古島に来るときは我々2人だけだったのに帰りは合計7台のの積み込みとなる。自転車を預けた後、食事処を探すが軽食しか無く、おまけに高い。また高級なビールしか販売してないので「いらぶ大橋 海の駅」で買った黒糖あんだぎーとペットボトルお茶で済ます。

 復りの飛行機はピカチュウでは無く、普通のジェット機✈だがやはりほぼ満席。待機中の客室乗務員?女性達が滑走路にじょうろで水をかけていると思ったら手書きの顔と文字を描いていた。13時55分発で温かい南国から猛寒波中の自宅に帰る気分は憂鬱。んみゃーちたんでぃがんたんでぃ 宮古島。 神戸空港(15時55分着)に到着すると雪☃が舞っている。寒い❗❗ 無事帰還。あくる日に輪行袋を開けるとやはり養生テープは千切れている(マスキングテープ使用は再考する必要あり)。

 本日の走行距離:40Km    総合計走行距離:196Km

ぶばかり石 (人頭税石)→ 砂山ビーチ駐車場のシーサーとガジュマル→
アーチ岩@砂山ビーチ→ 雰囲気のある個人宅→
宮古サンセットビーチから見る伊良部大橋→ 平良トゥリバー北防波堤灯台へ→
いらぶ大橋 海の駅からの伊良部大橋→ 下地島空港中庭→
帰り便のスカイマーク SKY164便 と社員の落書き?→ 飛行機からの宮古ブルーとサンゴ礁→
伊良部島→ 帰宅後の状態 養生テープ切れ

後記
 多少のアップダウンはあるものの全般的にはフラットなコースで青い海と白い砂浜を眺めながらのサイクリングを楽しめた。今回は2泊であったがもう一日滞在を増やせばもっと宮古島諸島の隠れたビーチ、穴場スポットを堪能することができたと思う。
 初日以外は2日間ずーっと曇り空で時折、小雨はパラついたりしたが大したことも無く、合羽のお世話も無しでサイクリングを終了することができ、ラッキーであった。また曇天にもかかわらず、素晴らしい宮古ブルーをあちこちで見ることができた。
 最後に終始、先頭を走ってくれたO氏に感謝🙇‍♂️。

1.飛行機は往き復りもほぼ満席でこの季節だからか人気があるようだ。
2.宮古島はアップダウンはあるものの全般的にはフラットなコースでサイクリングには適している。走行最高地点は100m位。
3.この時期の気温は日本列島に寒気団が来ているが一日を通して大体16~18℃。だが風は強い。しかし樹林で挟まれた道を走る時は問題無し。
4.本土の観光地ではインバウンドでごった返しであるがここ宮古では外人観光客は全く見かけなかった。まだ認知されていないようで良。
5.何処を走っていてもサトウキビ畑を見かけるので途中で食べたいと思っても売店を見かけることは無い(笑、残念)。サトウキビは畑を二分して交互に収穫しているようだ。
6.島内はあちこちでレジャー関係の建設ラッシュで、島は潤っているようだが物価が上がり、宿泊、飲食の値段が高騰しているらしい。
7.宿のセイルイン宮古島は部屋に自転車持ち込み可で全室ツインベッド、朝食付きで6100円/泊、近くに多くの居酒屋があり、良かった。

宮古島で見かけた植生
 
黄色い実をつけた アダン ハイビスカス
海辺に多い モンパノキ あちこちの道端に見かける クワズイモ
  砂浜にあった風化したサンゴ→
食べ物
黒糖あんだぎー さんぴん茶
宮古の渦巻パン 黒糖キャラメル/雪塩ちんすこう/黒糖ピーナツ

サイクリングコースに戻る  自転車の部屋に戻る  趣味に戻る