揖保川と林田川で奥播磨かかしの里 サイクリング

 本日は快晴の下、往路はたつの市から揖保川の左岸を遡上してから、久しぶりの「奥播磨かかしの里」を訪れることにする。復路は林田川に沿って下っていく。

 揖保川と林田川で奥播磨かかしの里 走行ルートを見る  地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。

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 市役所から左岸土手上を走って「觜崎磨崖仏」がある觜崎橋で右岸に渡り、東山公園手前で再び左岸に移動して、ここからしばらくは左岸土手上道を北上していく。車も通らず、揖保川が大きく左に蛇行するまでは直線的なコースを気持ちよく走る。よく訪れる最上山の紅葉サイクリングでも途中まで利用したお気に入りのコースでもある。その時は途中で揖保川から離れたが今回、初めてそのまま更に川沿いを遡上していく。しかし順調に走っていたのにもかかわらず最後は旧ごみ焼却場に行き着き、道は途絶えてしまう。仕方なしに「戸原橋」まで戻り、右岸に渡る。

 山崎インターチェンジに近づいてから国道29号線で中国道沿いにだらだらと登っていく。昼食時間の頃合いとなり、山崎町内で食事をと考えていたが幹線道路なので食事処があると思って先に進んだのだがこの周りは宍粟市だけあって木材会社が多く点在しているだけで全く見当たらない。安志峠を通過すると初めて喫茶店らしき所が道路沿いに見かけたので入店することにする。店内はレトロでかわいいインテリアに囲まれて女オーナーは色々と話しかけて気を使ってくれる。

定番の撮影スポット 畳堤と堀家住宅と大木→ 気持ちの良い揖保川左岸土手道→
觜崎橋から揖保川上流を見る→ 揖保川に架かる東山公園の吊り橋→
揖保川左岸土手道→ 直線的に続く揖保川左岸土手道→
後半に続く→
アンティークの展示@サンタランド→

 腹を満たした後はすぐ先にある「安志加茂神社」に立ち寄る。入り口には大きな赤い提灯と大鳥居があり、砂利道を奥に進んでいくが残念ながら例年作られている藁製の干支飾りはすでに撤去されており、その姿は見られなかった。拝殿横にはこの地域出身の歌手、丘みどりのポスターがあちこちに貼られている。市立安富中学校にある「安志藩陣屋跡」を眺めてから林田川に出て川沿いに「グリーンステーション鹿ヶ壺」を目指す。

 林田川の遡上は基本的に左岸を走行して帰りは素直に右岸を県道430号線でノンストップでダウンヒルをする予定。左岸沿いの道は途中で道は無くなり右岸側を走らざるを得ない所もあるが「奥播磨かかしの里」で合流するまで走ることができる。田園風景から鬱蒼とした渓谷へと変わり、静かな自然の変化を楽しみながら進んでいく。富栖湖手前では少しきつい登りがあるが車は全く走っていないので自由気ままに走っていくことができる。富栖湖を左に見て更に緩やかに高度を上げていく。紅葉の季節にはもみじが美しく色づき、秋口のサイクリングも楽しめそうだ。「奥播磨かかしの里」への合流の手前では「水尾公園遊歩道」(宮ノ下渓谷)があり、巨岩が転がる渓谷を散策できる。

 「奥播磨かかしの里」では道すがらにあった案山子は管理する人が少なくなっているのか以前にサイクリングで来た時から全く変わっていないような感じで案山子の衣装も色褪せている。また新しい案山子は見当たらなかった。「グリーンステーション鹿ヶ壺」に到着。平日のためか全く人出は無い。今回は此処が終着点でなく、更に奥にある「カニワ口渓谷」まで登ってそこにある「千寿の水」の湧き水を飲みに行く。

 途中、「グリーンステーション鹿ヶ壺」の裏手にある「三ヵ谷滝」を見物しようと道を外れ、舗装された遊歩道を登って行くが周りは木々が鬱蒼としており、ここが宍粟であるということを思い出し、熊が出没することを恐れ、途中の簡易トイレがある所で断念して引き返すことに(笑)。

 本道に戻り、林田川の支流である東川谷川が合流する地点に到着。「カニワ口渓谷」である。その右手に折れると小屋があり、そこから水がドバっと溢れ出している。「千寿の水」である。頭から湧き水を被り、火照った頭と体の汗を洗い流し、冷たい湧き水で喉を潤す。超気持ちがいい!!今までの登坂疲れも吹き飛ぶ。しかし30秒も水を被るとあまりの冷たさに頭がしびれてくる。ここもひと気が全く無いので声を出しながらの休憩である(笑)。ここからは以前に東川谷川沿いで雪彦山まで登山をしたことがある(雪彦山登山コース3)。また「千畳平」まで管理作業道が続いておりその先からも雪彦山への登山道がある。今回はここ「千寿の水」までとする。

 帰り道の途中でダムカードをゲットすべく安富ダムの事務所に立ち寄る。ここで事務員の方の説明で、常用満水位のため、普段あまり目にする機会が少ない「半円形の常用洪水吐」からの放流を見ることができた。ラッキー!!途中にある「古井家住宅」(千年家)は以前に訪れたことがあるのでスルーしてドンドン下っていく。北緯35度線標識を通過し、やがて中国道を潜り、国道29号線から左側にある林田川沿いの道に入る。時々、29号線を走らざるを得ない箇所があるものの静かな雰囲気のある因幡街道筋である。

 因幡街道から外れて右岸に移り、本竜野駅前を通過して車まで戻ってサイクリング終了。本日は湿度が低くてカラッとしているので木陰に入ると涼しくて暑い中でも快適に走行できた。特に往きの揖保川左岸土手上のサイクリングは気持ちが良い。しかし復りは下り坂ではあるがずーっと少し強い向かい風であった。

 走行距離は約72Km 2025年6月5日走行 往復約6時間30分のサイクリング。

安志加茂神社入り口の鳥居→ 安志加茂神社拝殿→
地元出身の丘みどり@安志加茂神社→ 安志藩陣屋跡@市立安富中学校→
林田川左岸→ 左岸側から見る安富ダム→
渓谷に転がる巨岩@水尾公園付近→ 案山子のお出迎え→
民家の出入り口の案山子→ ピーピングトムの案山子→
やすとみグリーンステーション入り口→ 千寿の水の湧き水→
右岸側から見る富栖湖と安富ダム→ ダム上から見る半円形の常用洪水吐からの珍しい放流シーン→
奥播磨かかしの里にお別れ→ 林田川左岸の桜並木が続く→
林田川すぐ横の因幡街道→ 町中の因幡街道→
町中の因幡街道→ 謎の人造物が塀に使われている→
安富ダムカード 表 安富ダムカード 裏

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