三方五湖ゴコイチと若狭常神半島 サイクリング

 前日(22日(月))に引き続き、本日(23日(祭))は三方五湖をできるだけ湖岸沿いに巡り、後半は若狭常神半島まで足を延ばすサイクリングとゴコイチ終了後に敦賀市内観光ポタリング。

三方五湖サイクリング

三方湖 みかたこ 淡水湖。縄文時代の遺跡「鳥浜貝塚」があることで有名
水月湖 すいげつこ 淡水湖。湖底の年縞(ねんこう)が世界的に貴重な地質資料
菅湖 すがこ 淡水湖。三方湖と水月湖の間に位置する小さな湖
久々子湖 くぐしこ 汽水湖。海水と淡水が混じるため、独特の生態系がある
日向湖 ひるがこ 汽水湖。海に最も近く、漁業が盛ん

2日目 2025年9月23日(祭) 走行距離 61Km+10Km(敦賀市内観光)=71Km

実際コース 三方五湖ゴコイチ サイクリング 走行ルートを見る  地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。
参考に予定コース

 7時過ぎに民宿で朝食を頂き、出かけ時に民宿のおかみさんが目の前に見える雲☁を見て雨が降るかもしれないという。幼い時からの天気予報らしい。降らないことを念じながら車🚗で前日から引き続き、国道162号線を走り10分程で「道の駅 三方五湖」に8時に到着。本日は北部の若狭常神半島のトンネルがある個所も走る予定なので照明も準備する。曇り空の気温22℃の中を出発🚴‍♂。

 まずは「鰣川(はすかわ)」を渡り、近畿自動車道三方五湖スマートICのパーキングエリア横を通過していく。️三方五湖ゴコイチルートには路面にブルーの案内ペイントが描かれ、曲がり角にはちゃんと曲がる方向が指示がされており案内がしっかりしている。ナビ無しでも充分に走れる感じである。しばらく「三方湖」沿いに走って冬には多数の野鳥が飛来する「菅湖」の湖岸に入る。

 菅湖の途中から「若狭梅街道」に出て「久々子湖」に向かう。久々子湖東側には立派な漕艇場施設があり、多くのボートが久々子湖で練習をしている。やがて水神宮がある「久々子水神公園」で県道214号線に合流して久々子湖の北端(早瀬地区)で本日、最初の日本海の若狭湾が右方に見える。久々子湖から若狭湾へ流れる短い人工水路の「早瀬川」を跨ぐ早瀬橋たもとに「へしこの里」と彫られた石柱が立っている。へしこはこのあたりの郷土料理なので見かけたら賞味しようかと思ったが10時前であり、道路沿いには食べられそうな店は見かけない。ここにも映画「サクラサク」のロケ地があるのでミーハーで立ち寄り、見に行くと「瑞林寺」にそれは在る。

 日向湖と日本海を結ぶ水路を日向橋(ひるがばし)で渡り、左に折れると湖岸北側で三方五湖をめぐる遊覧船「美浜町レイクセンター」に出る。その後、左に折れると三方五湖全体が見渡せられる「レインボーライン」への道が現れるが残念ながら自転車や歩行者は立ち入り禁止。そのまま直進。予定ではこの先で左に折れて久々子湖の西岸沿いに南下してから「日向湖」に向かうことになっていたが気が付かずそのまま直進してしまう。「日向運河(江戸時代初期に作られた水路(長さ約100m、幅約20mほどで日向湖と日本海(若狭湾)をつなぐ水路)」を通り過ぎてからしばらくしてコース間違いに気が付く。このまま行っても日向湖を回れるが当初の予定ではできるだけ各湖岸を一周することを目標にしていたので敢えて引き返すことにする。

 来た道を引き返すと予定の分岐点にはちゃんとしっかりした指示マークがある。全く気付かなかった😂。ここで無事、予定コースに復帰。この道はメインコースでは無いので辺鄙でのどかな雰囲気である。湖岸で釣りをしている人を見かける。日向湖を一周した後、今朝走った菅湖から離れる所まで戻り、そこから菅湖を北上して「水月湖」方面に向かう。突然現れる急坂道を登ると久々子湖と水月湖を結ぶ浦見川に架かる浦見川歩道橋となる。ここは分岐となっており、左は水月湖へ、右は久々子湖へ、どちらにもサイクリング道の指示ペイントが描かれている。左に折れて急坂を下り、水月湖湖岸を走行していく。1751年にできた水月湖と日向湖と結ぶ「嵯峨隧道(さがずいどう)」を渡ると水月湖の北端部となり、後は道なりに淡々と走っていくだけ。

 県道216号線に突き当たると左に折れると水月湖、三方湖に沿って道の駅 三方五湖に戻ることになる。しかし今回は右に折れて「若狭常神半島」を目指す計画である。ここからは車道を緩やかに登るコースである。直ぐに「塩坂越(しゃくし)トンネル」となるが新しいトンネル内の歩道は狭いので左側に旧道らしき道があり、通行止めの柵はあるが自転車は通れそうなのでそちらに向かう。この旧道もトンネルに出会うが車は通らないので安心して走ることができる。

 昭和3年竣工の塩坂越隧道を抜けると峠の塩坂越(標高114m)で左眼下にに日本海が眺望できる。一番手前に烏辺島、その奥に黒崎半島(田烏半島(たがらすはんとう)、更に奥には内外海半島(うちとみはんとう)が望める。この変わった名前はこの下の塩坂越集落で作った塩を担いで坂を越えたことに由来するらしい。旧道から216号線に復帰して更に北を目指してアップダウンを繰り返す。小川漁港に立ち寄った後、次の神子トンネルでも左側に旧道が現れるのでやはりそちらに向かうが道には木々が散乱しているので慎重に登って行く。こんな所でパンクするわけにはいかない(笑)。前方にお尻の赤い大きな猿🐵が一匹、悠々と歩いている。刺激しないように付いていく。しかし旧道の道半ばで最後には行き止まりとなっており、それ以上進めなくなってしまう。残念ながらこれから先へのサイクリングは諦める。

 復りは道の駅 三方五湖までは216号線で道なりに戻っていくと湖畔に立つ「ドライブインよしだ」でたくさんの人の行列ができている。気になるのでどんなメニューかと立ち寄るとイカ丼とゲソ揚げがセットになったイカ丼セットが人気らしい。食べてみたいけどこれだけ待ち人が一杯だと到底無理。平日だと空いているのかなぁ。ここからの沿左右道には特産の青梅林やその売店がが続いている。無事、道の駅に到着。

 途中でちょっとした雨のパラつき🌧があったが天気は持ってくれてラッキー😌。
 三方五湖ゴコイチコースはほぼ平坦な舗装されたコースなので初心者でも距離さえ走ることができるなら完走可能であろう。しかし休日にもかかわらず1人しかサイクリスト🚴‍♂️を見かけることは無かった。ゴコイチの湖岸はあまり車も走っていないので走り易いコースなのにあまり人気が無いのかなぁ。国道162号線の沿道にはあちこち左右にに梅の木畑を見かけ、生産地だけに梅の売店も多く点在している。無事、道の駅 三方五湖に13時15分に到着。

 湖の間際のコースもあり、また結構、人里離れた鬱蒼とした雑木林の中を走る箇所もある。また信号も少ないので走り易いコースである。
 指示ペイント案内に頼りすぎてメインコースから別コースへの分岐のペイントマークをついうっかりと見逃してしまう。実際、何度か見落としてしまい、無駄な距離を走ってしまうことが何度かあった。あまり指示ペイントに頼るのも良くないと多いに反省😫。紅葉時分にもう一度訪れたいサイクリングコースである👍。

民宿の朝食→ 道の駅 三方五湖→
斬新なデザインの若狭三方の縄文博物館→ しっかりとした案内標識とブルーペイント→
道を間違えようが無い→ 両側が梅林の中を進む→
三方湖と菅湖をつなぐ水路@三方湖と菅湖→ こんな湖岸沿いにもブルーペイントが@→
右に折れて若狭梅街道へ→ ボートの聖地モニュメント@久々子湖→
福井漕艇場@久々子湖→ 本日最初の日本海に出る 早瀬海水浴場横→
へしこの里@早瀬橋→ 続いて日向橋→
美浜町レイクセンター遊覧船乗り場@久々子湖北端→ 左にレインボーライン入り口
日向湖北側から見る ここから引き返す 引き返してくるとちゃんと指示マークがあった→
久々子湖東岸→ 日向湖北側の漁村の生活道を通過してみる→
日向湖南側から眺める→ 浦見川歩道橋を左側に進み水月湖方面へ→
浦見川→ 水月湖へ突入→
嵯峨隧道 水門の奥に日向湖に向かうトンネル水路がある→ 嵯峨隧道→
 若狭常神半島へ
水月湖畔→
新旧 塩坂越トンネルで左側へ→ 昭和3年竣工の塩坂越隧道→
西側の日本海@塩坂越峠→ ついに行き止まり→
大人気のドライブインよしだ→ 三方湖の西岸より眺める→
特産の青梅を運ぶための茅葺きの舟屋→ 沿道左右には梅林だらけ

敦賀市内観光ポタリング

敦賀市観光ポタリング 走行ルートを見る  地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。

 三方五湖ゴコイチ サイクリング終了後、本日の宿がある敦賀市に車で移動する。若狭梅街道から国道27号線のバイパスに乗り、30分程度で「気比の松原」に到着。本日も宿のチェックインまで時間があるのでここ駐車して敦賀市内を観光ポタリングをする。松林が続く真ん中あたりに駐車場(無料)があり、家族連れの人々が広い砂浜で楽しんでいる。早速、14時30分に淡路の慶野松原を彷彿させる松林の中を東に向かい走り抜けて、まずは敦賀港にある「敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)」へ。この駅舎は、1900年代初頭に欧州への玄関口として栄えた歴史ある建物で敦賀港から連絡船でウラジオストク(ロシア)へ、そこからシベリア鉄道でフランスのパリまで行くという路線でわずか15日で到着できた「欧亜国際連絡列車」の始発駅である。当時としては壮大な旅である。ウラジオストック行きパスポートやルーブル紙幣などが展示されている。

 次に訪れるのは観光化された「敦賀赤レンガ倉庫」。1905年に石油貯蔵用の倉庫として建設され、途中、軍の備品倉庫や昆布貯蔵庫としても使用された煉瓦建物。しかし内部はレストランなどが入る観光施設なので入らずに外観鑑賞のみ。近くには敦賀駅と敦賀港駅を結んでいたJR貨物専用線「敦賀港線」の廃線跡があり、隣に封印されたトンネルも見かける。

 次に「人道の港 敦賀ムゼウム」に向かう。1920年代にロシア革命の動乱によりシベリアで家族を失ったポーランド孤児が、1940年代には杉原千畝氏の発給した「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の場所である。しかし建物は敦賀港駅や税関旅具検査所などの4棟の建物を当時の位置に復元したものであり、余り歴史観は無い。最後に有名な「氣比神宮」で奈良の春日大社一ノ鳥居、広島の厳島神社大鳥居と日本三大鳥居と称され大鳥居を見てから宿に向かう。今日もようやく取れた宿なので繁華街から少し離れているため車で夕食を取りに行き、ビール🍻を買ってチェックイン。おとなしく就寝。

 明日は3日目 (9月24日) は最終日。13個中10個の旧北陸鉄道トンネル群を走行する予定。旧北陸鉄道トンネル群 から今庄宿サイクリングに続く。

気比の松原の海岸から敦賀港を眺める→ 気比の松原→
気比の松原出口(入り口)→ @金ヶ崎緑地 半円形広場→
敦賀鉄道資料館→ 左はウラジオストック行きパスポート 右ルーブル紙幣→
敦賀赤レンガ倉庫 敦賀のポケモン
敦賀港線廃線跡 左は葉原トンネル 右は旧敦賀港駅ランプ小屋→ 敦賀ムゼウム→
気比神社の赤鳥居→ 菊の御紋の扉@気比神社

サイクリングコースに戻る  自転車の部屋に戻る  趣味に戻る