赤穂御崎海岸遊歩道と有年からの西国街道 サイクリング

 本年の厳しい暑さも和らぎ、ようやくサイクリングの季節になってきたので日頃から気にかけていた「赤穂御崎海岸遊歩道」とJR有年駅からの西国街道を走ることにする。
 世界の梅公園の駐車場に車を止めさせてもらい はりまシーサイドロード(七曲がり)~坂越~赤穂御崎海岸遊歩道~赤穂海浜公園~赤穂鉄道廃線跡~竜野駅と時計回りに周回する。

 いざ出発しようとした時、ナビ用のスマホを自転車に取り付ける部品を忘れていることに気付き😫、仕方が無いのでポケットに入れて出発する。取り合えずJR有年駅までは何度か走ったことがあるのでナビなしで走ることができる。

 はりまシーサイドロードはいきなりの登りであるが朝日を浴びた「岩見漁港」を眼下に見てから開店前の静かな「道の駅 みつ」を通り過ぎて「室津漁港」も通り過ごし、次の峠でたつの市から相生市に入って行く。すぐに「万葉の岬」への分岐が左手に現れるがここも訪れたことがあるのでやはりスルーして相生湾に下って行く。

 IHI(旧石川島播磨重工業)の関連会社が立ち並ぶ中や公園を見ながらぐるっと湾を一周して湾の一番奥にある「道の駅 あいおい白龍城」に到着。やはり開店前のためひっそりとしている。この前の公園は相生周辺のサイクリングの基地にもなる。国道250号線を離れ、県道586号線に入っていく。またしても苦手な登りが始まり、ようようの思いで登り切るが更に緩やかではあるが地味な登りが続く。2つのつり橋と2つのトンネルを抜け、「相生火力発電所」横に出ると左手に相生湾が一望できる。

 坂越に抜け、坂越湾沿いに走行。観光客が居ない石畳の「大道」観光道路でパチリとした後、県道32号線で赤穂市に向かうが「アース製薬」工場前を通過すると又々登り坂となる🤣。先ずは赤穂御崎展望台にある大石内蔵助の銅像に挨拶に伺い、少し休憩をとる。朝夕は涼しくなってきたがやはり日中はまだ暑い。元来た道を戻り、「亀の井ホテル赤穂」前の道を海岸に向かって急激下って行くと「大塚海岸」に到着。

 この前の磯には「ライオン岩」と言われる岩礁があるがどう見てもライオンには見えない。ここから「赤穂御崎海岸遊歩道」は「大塚海岸(300m)」と「福浦海岸(550m)」と磯淵に沿って家島群島や小豆島を眺めながら「きらきら坂」まで遊歩道が続いている。観光スポットのきらきら坂道は石畳が敷かれ、近くには「恋人の聖地」、「大石名残の松 (但し松は枯れている)」、「たたみ岩」がある。

 入り江沿いにぐるっと回って「赤穂海浜公園」の海側に出る。ここからは広々とした道が続いており、小豆島を眺めながら快適に走行できる。公園内にも少し入る。西端で兵庫県で一番低い標高19mの「唐船山(からせんやま)」前を通ってから千種川沿いに北上。「海浜大橋を渡って赤穂城の東側を走って「JR播州赤穂駅」前で日頃からお世話になっている「すき家」で昼食をとることにする(笑)。早朝に出発したためかなり空腹になっていた。

 食べ物と水をたっぷりとお腹に詰め込んだ後、早水藤左衛門、萱野三平の両名が早かごで江戸より駆けつけた際、この井戸で一息ついた「息継ぎの井戸」を見学した後、「赤穂用水」沿いに走行した後、赤穂鉄道廃線跡に合流する。千種川沿いに北上するがこのコースも3回目なので変化を求めて途中の「冨原停車場」付近から廃線跡から外れて集落の中を抜けるコースに入っていく。

 JR有年駅からの西国街道は初めてのコースのためナビを見ないと走れないがポケットから一々取り出さないといけないので非常に煩わしい。おまけに標識など案内は全く無い。有年駅からの西国街道は国道2号線となっているが交通量が多いうえ、大型トラックが頻繁に走っているため自転車では怖い道である。有年駅の東側にJR線に沿っている道を見つけたのでそこからスタートする。しかし少し走ると国道に合流してしまうが国道に出て100m位走ると左に西国街道への分岐道が現れる。

 西国街道は基本的に国道2号線沿いに続いているが昔は野原の真っ只中の道だったのだろう。田んぼの中や町中に入っても戦後からの建物ばかりで街道らしき面影は全く無い。相生市に入ってからは国道2号線を渡り、山陽道や新幹線のの高架下を潜り、相生市街に入っていく。市街地に入るとより一層ナビを見る必要があり、その度に停車しなければならない。スマホ取り付け部品を忘れたことをつくづく後悔する。

 相生駅付近になっても同様で新しい建物ばかりである。ようやく竜野駅付近になってから街道らしき雰囲気となる。駅の西側には「片島宿本陣跡」があるが今は石標のみが残っているだけである。駅の東方向には「本陣 井口家」があり大きなさざれ石や明治天皇が休息したという石碑が立って、昔の面影を垣間見ることができる。

 揖保川出会ってからは南下して「世界の梅公園」を目指す。しかしここからも道を間違えることが頻繁に発生。やはりナビはポケットでなくハンドルに取り付けないと不便である。何度かの登り坂をクリアして何とか車に到着。有年駅から竜野駅までの西国街道はあまり街道の空気間も無く期待外れであった。しかしこれで神戸から有年までの西国街道は走破したことになる。

 今回の走行と関連あるサイト
  室津七曲りポタリング
  赤穂半島一周コース+牡蠣グルメサイクリング
  赤穂鉄道廃線跡サイクリングコース1
  赤穂鉄道廃線跡サイクリングコース2
  日生の頭島サイクリング

 走行距離は約78Km 2024年9月24日走行

 3Dでコースを見る

 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。

岩見漁港→ 七曲りに入る→
ひっそりとした道の駅 みつ→ 室津漁港 →
室津漁港近くにある友君橋→ 峠でたつの市から相生市に入る→
IHI会社がある相生湾→ スクリューのモニュメント@野瀬公園→ 
ペーロンモニュメント@ポート公園→ IHI敷地を跨ぐ藤戸橋→
峠越えで相生市から赤穂市に入る→ 坂越のメイン道路→
赤穂御崎公園展望台→ ライオンには見えないライオン岩@大塚海岸→
大塚海岸から福浦海岸方面を見る→ 福浦海岸へ続く遊歩道→
きらきら坂→ 網の浮き球で作られたオブジェー→
海側道路@赤穂海浜公園→ 裏入り口@赤穂海浜公園→
赤穂海浜公園内の裏道→ 千種川に架かる橋のオブジェ@赤穂海浜大橋→
息継ぎの井戸@赤穂駅近く→ 赤穂鉄道廃線跡
有年駅から西国街道へ→
西国街道→
何の変哲も無い街中→ 田んぼの中→
やっと街道らしくなってくる→ 本陣 井口家

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