季節も和らいだので泊りでのサイクリングを計画する。まず初日は京都府の美山かやぶきの里を訪れ、あくる日には福井県の三方五湖を巡り、次の日には旧北陸鉄道トンネル群を走行する3日間の日本海沿岸サイクリング。
まずは第1弾の美山かやぶきの里サイクリングと小浜市観光ポタリング
1日目 2025年9月22日(月) 21Km+6Km(小浜市内観光)=27Km
美山かやぶきの里サイクリング 走行ルートを見る 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。
自宅を早朝に車🚗で出発して国道372号線(デカンショ街道)で沿道にちらほら咲き始めたコスモスを眺めながら県道54号線、19号線と乗り継ぎ、8時前に「道の駅
美山ふれあい広場」に駐車し、気温22℃の晴れの中、いざ出発🚴♂️。由良川沿いに緩やかに登って行く。この由良川は一旦、南下してから大きく蛇行して北上、以前に「天橋立ちりめん自転車道」サイクリングで見かけた日本海まではるばると流れている。暫し走り、高松橋で由良川を渡ると左側に「蓮如の滝」の案内板を見かけるので立ち寄ることに。しかしフェンス越しに対岸に幅狭い一条の連爆滝が見えるだけであまり迫力は無い。付近には「白尾山」登山口もあるようなので対岸に渡ると迫力ある姿を見ることができるかもしれない。
途中、裏道も少し走り、「美山かやぶきの里」に到着。ここの駐車場は有料ではあるがまだ早朝のため係員は居ない。この駐車場辺りからは花をつけている蕎麦畑の奥に入母屋造の茅葺屋根が一望に見渡せられる。思っていたより、こじんまりとした集落である。これでは見物はすぐ終わる感じである。まだ人出が少ないため好きな場所で撮影ができるが私のような素人にはあまり関係ない(笑)。集落入り口には何の変哲もない昔の赤いポストが立っているがこれも名物みたい。ここから集落へは勾配はきつくなるが自転車🚴♂️でも登れる程度で奥に進んでいく。
それぞれの民家には住民が住んでいるので生活感のある感じである。本日は月曜日なので「美山民俗資料館」は残念ながら休館なので家屋の内部構造は見ることはできない。丁度、25~30年に一度の茅葺の葺き替え工事のために4人の作業者が茅を下ろしている家に出会う。45度ぐらいの急勾配の屋根に命綱もつけずに構成部品を下ろしている。凄いものだ、危険この上も無い❗❗ しばらく眺めるが見ているだけでハラハラする。
一通り、周回して見終わってもまだ時間はたっぷりあるのでかやぶきの里の東端の方にある京都府指定文化財の「知井八幡神社」にも立ち寄る。神社の本殿には丹波地方を代表する様々な立派な彫刻が施されている。見物終了して「美山かやぶきの里」に戻る頃にはちゃんと駐車場料金取り立ての係員が立って居た。商売、商売(笑)。
車への復りは「長除大橋」で由良川の左岸に移り、集落の生活路で戻ることにする。それもすぐに県道38号線に合流して「道の駅 美山ふれあい広場」に戻ってしまう。まだ走り足りないので😅そこから国道162号線(通称「周山(しゅうざん)街道」)を少し余分に下流まで走った後、途中で右折して「深見川を渡ってからよくわからない洒落た宿泊施設?「未無」横を横に見てから森林の中を抜けていく。森林浴ができる気持ちの良い道である。今朝、車で通ったきた県道19号線と由良川を横切ってから「道の駅
美山ふれあい広場」に戻る。
11時にサイクリングを終了したので少し早めの昼食と思ったが道の駅としては珍しく食事処が無い。仕方無いので今夜の宿に向けて国道162号線を車🚗で走り、途中で見かけた蕎麦屋で暖かいおろし蕎麦で腹を満たす。美山は蕎麦の産地であるためかこの店ではメニューは蕎麦のみでうどんは全く無い。162号線は美山からずーっと下り坂でしかも全くと言っていいほど信号機は無い。自転車で走れば快適な道であろうが残念ながら今回は車🚗。しかし車でもストレス無しなので山間の景色を楽しみながら三方五湖に向けて移動していく。
オートバイでのツーリストを多く見かける。美山付近は山道を楽しむコースの一部と見受けられる。
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道の駅 美山ふれあい広場に駐車→ | 蓮如の滝→ |
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蓮如の滝が見えるかなぁ→ | 美山かやぶきの里→ |
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蕎麦畑の先に かやぶきの里→ | 長除大橋から見た かやぶきの里の全体→ |
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かやぶきの里 入り口部にある郵便ポスト→ | コスモスと一緒に→ |
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千木と雪割と妻飾り→ | 計4人で解体中の茅葺屋根→ |
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一番奥にある家→ | 妙見道の辺り→ |
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妻飾りの代わりに家紋がつけられている→ | 知井八幡神社→ |
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美山路酒の館→ | 周山街道から斜め方向に右折→ |
ここからは国道162号線を小浜市向けて車移動 | |
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国道162号線沿いにも茅葺家が→ | 世界の道しるべ→ |
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美山編の終わり |
蕎麦だけのメニュー→ |
小浜市観光ポタリング 走行ルートを見る 地図の右上で「RWGPS」を「MAP」などに変えるとより分かり易い表示になります。
美山かやぶきの里サイクリングは走行距離が少なく、早めに終了したので、本日の宿へ車🚗で移動途中に小浜市に立ち寄って自転車🚴♂️で市内観光をすることにする。小浜市は江戸時代の城下町として発展し、「東組」「中組」「西組」の3地区に区分され、京都市上京区の出町への「鯖街道」の起点でもある。美山から約1時間で到着
今回は「小浜海浜小公園」の駐車場(無料)に車を止める。目の前には「北前舩」が往来した「小浜湊」が広がっている。丹後街道(若狭街道)に沿って国の重要伝統的建造物群である西組伝統的建造物群保存地区を中心に自転車🚴♂️で巡る。13時前に出発。まずは「三丁町(さんちょうまち)道しるべ」からスタート。三丁町は茶屋町でありベンガラの千本格子や袖壁が特徴の伝統的な町家が並び、まるで時代劇の舞台のような雰囲気でかつては芸妓や料亭が軒を連ねた花街でNHKの朝ドラ「ちりとてちん」の撮影場所でもある。なるほど確かに趣がある。明治時代の元料亭「蓬嶋楼(ほうとうろう)」は土、日曜日だけが公開なので前を通過のみ。また何処の家の軒下には赤い布や飾りが干し柿のように吊るされている。「身代わり猿(みがわりざる)」と呼ばれる飾りで魔除けの一種らしい。またこの界隈は電線は地下に通され、電柱が全く無い。
その後。小浜西組の町並みを貫通する丹後街道(若狭街道)に沿って走り、人魚のお肉を食べた不老の娘が800歳で入定したとされる洞窟「八百比丘尼入定洞(はっぴゃくびくににゅうじょうどう)」は不老不死願う人々のお参り場所。ウナギの寝床家の「小浜町並み保存資料館」では案内女性が丁寧に小浜市について説明をしてくれる。
「旭座」は明治期に建てられた木造の芝居小屋で舞台には花道があり、無料で内部を鑑賞できる。その後、小浜市鯖街道MUSEUMを訪れ、ここでも女性案内人に色々お話を伺う。このミュージアムの前には鯖のトリックアートや地面に鯖街道の起点と書かれたタイルが敷かれている。「鯖街道(若狭街道)」は小浜湊から小浜駅付近を経由して京都出町までの18里の道のり。鯖街道は他にも道があり、主なものとして、最も多くの物資が往来した「若狭街道」(朽木ルート)、若狭と京を最短で結ぶ「針畑越え」(針畑越ルート)、びわ湖の西岸を通る「西近江路」などがある。
最後に海岸線に出て御多分に漏れず(笑)「マーメイドテラス」、「翼のテラス」のモニュメント巡りへ。名所をぐるぐる回っても走行距離6Km足らずで観光終了。時間つぶしに丁度良く、本日の宿がある若狭町世久見(せくみ)まで美山から続いている国道162号線で日本海の海岸線を走行して世久見(せくみ)にある民宿に30分ほどで到着。宿の目の前は世久見漁港である。今回は連休中、及び2人予約宿が多く、なかなか宿を捕るのに難儀する。近所には場所柄、食事処、居酒屋などが無いため、久しぶりに宿には2食付きでお願いする。一風呂浴びて夕食には宿の亭主による採れたてのアオリイカをビール🍻とともに賞味。電子機器を充電して就寝🛏。
2日目 (9月23日)は三方五湖ゴコイチ巡りサイクリングと敦賀市内観光ポタリングへ続く。
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小浜湊→ | 三丁町道しるべからスタート→ |
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芸妓や料亭が軒を連ねた花街通り→ | 「ちりとてちん」の撮影場所→ |
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どの家にも赤い布が吊るされている→ | 蓬嶋楼→ |
路面の凹凸で画面が少々乱れています 失礼🙏 | |
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丹後街道→ | 八百比丘尼入定洞→ |
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八百比丘尼入定洞の内部→ | 八幡神社→ |
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マーメイドテラスのモニュメント→ | 翼のテラスのモニュメント→ |
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旭座入り口部→ | 旭座の内部→ |
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鯖街道の起点地→ | 路面に鯖街道の起点標識→ |
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小浜市観光終了 |
鯖のトリックアートと奥に小浜市鯖街道MUSEUM | |
若狭町世久見(せくみ)の民宿に到着 | |
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宿の目の前にある世久見漁港→ | 採れたてのアオリイカを当てにビールで夕食 |